少年野球では、練習だけでなく、試合もありますよね。
その練習の成果を発揮する試合に観戦に行くのは、とても楽しみですね。
そして、試合でわが子が「ライト」に選ばれた!

ライトってどんなポジション?
子どもの守備、あれでいいのかな?
野球未経験の母には、わが子がライトを守ることになってもピンとこないですよね。
そんな母のために、この記事で少年野球における「ライト」の基本的な守備範囲や役割について分かりやすく解説します。
ライトってどんなポジション?

ライトの守備位置は1塁と2塁の間の後方です。
ファールゾーンからセンターまでが守備範囲です。
- 左バッターのとき:ややファースト寄りに守ります
- 右バッターのとき:センター寄りに守備位置を変えます
守備範囲は広く、ゴロ、ライナー、フライなどあらゆる打球に素早く反応する必要があります。
ライトに求められる3つの基本動作
1.打球処理の確実さ
- ゴロは後ろにそらさないように体を使ってでも止める
- フライは落下地点を予測して確実にキャッチ

高く飛んだフライは、自分が思っている落下地点より後ろに下がっていなければ頭上を越えていくよ。
2.カバーリング能力
ライトはカバー役としても大活躍!

- 内野手の送球がそれたときのカバー(特に1塁)
- ピッチャーやキャッチャーからのけん制時のベースカバー
- ファーストやセカンドが後ろへ逸らしたボールのカバー
判断力と反応の速さが問われます。
3.中継プレーへの対応
- 長打が飛んできた場合、すぐにボールに追いつき、セカンドなど中継役に返球する

大事なことは、すぐに内野手に返球することです。
外野手が長くボールを持っているとランナーが次の塁へ走ってしまうよ。
ライトの守備で意識したいポイント

守備位置を打者や状況によって調整する
ライトの基本的な守備位置は、ファーストとセカンドの後方ですが、打者や塁の状況によって柔軟に調整が必要です。
- 左バッター:後ろに下がりセンター寄りに
- 右バッター:前進しファースト寄りに
- 強打者:後ろに下がった守備位置に
- ランナーが二塁:前進守備で3塁への進塁を防ぐ
飛んできた打球の処理
主に、ファーストやセカンド後方のフライやゴロの捕球です。
飛んできたボールに対しての距離感の感覚も必要になります。

外野手は後ろに逸らしてしまうと長打やホームランになりやすいため、確実な捕球が求められます。
「ライトゴロ」は確実にキャッチし、ファーストへ送球してアウトを狙えるチャンス!

右バッターが多い中、ボールの飛んでくる頻度は少ないけど、飛んできたときに慌てることがないように、いつでも「ボールこい!」と思っておこう。
カバーの重要性

ライトはカバーに入ることも重要な役割の一つです。
- 内野ゴロの送球ミスに備えて一塁後方のカバー
- けん制がそれたときのフォロー
- センターやセカンドの打球の後方のカバー
肩の強さも武器になる
ライトは三塁ベースまでの距離が遠く、また、ホームへの返球もあります。

ノーバウンドやワンバウンドで正確に送球できる肩の強さとコントロール力がもとめられるよ。
「7人目の内野手」としてのライト
ライトは外野手ですが、ファーストに近いため「7人目の内野手」とも呼ばれています。
バッターに応じて、前進守備でライトゴロをアウトにするなど、内野的な動きが多いのも特徴です。
ただし、少年野球では・・・

少年野球では、限られた人数の中で守備を決めていくので、初めて試合で守るのがライトかセカンドという場合も多くあります。
なぜなら
- 右バッターが多く、ライトに強い打球が飛ぶ頻度が低め
- ライトフライも少年野球では、高く上がりづらい
逆に、ライトに上手な選手が入っているチームは「強いチーム」「守備が固い」ということにもなります。
まとめ|ライトは守備の基礎を積む絶好のポジション
ライトは守備位置を打者ごとに調整しながら、
- 打球処理
- カバーリング
- 中継プレー対応
- 正確な送球
など、広範な守備力が求められるポジションです。
子どもがライトを任されたら、

「しっかり声をだしていたね!」
「いいカバーだったよ!」
など、前向きな声かけをしてあげましょうね。
ライトでの経験が、守備の基本を学び、次のポジションへとステップアップできるチャンスにもなりますね^^