少年野球を始めると練習ばかりでなく、試合もありますよね。
親としても、日頃の練習の成果を発揮する試合を見に行くのがとても楽しみになります。
その試合で、わが子が「センター」に選ばれたとき・・・嬉しい反面、

センター、ちゃんと守れてる?
子どもの守備、あれで合ってるの?
野球未経験の母には、わが子がセンターを守ることになっても、どんな動き方が合っているのか分からないですよね。
そんな母のために、この記事で少年野球におけるセンターの基本的な守備範囲や役割、動き方、求められる能力や役割について分かりやすく解説していきます。
センターってどんなポジション?
センターは、外野手3人(レフト、センター、ライト)のうち、真ん中を守るポジションです。
センターの守備位置はセカンドベースの後方、レフトとライトの間にあります。

センターには守備範囲の広さ、瞬発力、肩の強さなど総合的な運動能力が求められます。
センターの守備範囲と必要なスキル

センターの守備範囲はとても広い
センターは、内野の後方からフェンス手前までをカバーします。
特に、左右の外野(レフト・ライト)との間の打球にも対応する必要があるため、守備範囲は外野手の中で最も広いと言われています。
足が速いことが重要
広い守備範囲をカバーするためには、打球にすばやく追いつく必要があります。
足の速さと反応の良さが大きな武器になります。

肩が強いと有利
センターからはホームベースの距離が遠いため、強い肩があると得点を防ぐ大きな力になります。
中継プレーだけでなく、直接ベースに送球する場面もあるので、送球力が重視されます。
打球処理とフライ対応

フライやライナーを確実にキャッチすることはもちろん、レフトやライト寄りの打球に対しても衝突しないよう声をかけてアピールする必要があります。
センターゴロがきた場合も素早く処理し、ホームや各塁へ的確に送球する判断力も大切です。
センターに飛んできたボールの距離感の感覚も必要になります。

高く飛んできたボールは自分が思っている落下地点よりも後ろに下がっていないと頭上を越えていくよ。
チームを支えるセンターの役割
カバーの動きでチームを支える
センターは、カバー役としても活躍します。
- レフトやライトの後方への打球
- セカンドやショートが取り損ねた打球
- セカンドベースへの送球時
これらの場面では、すぐにカバーに入ることで追加の失点を防ぐことができます。
センターの守備が上手であればチーム全体の守備が強化されます。
中継・送球の判断力
センターに飛んできたボールを中継を通じて内野に返す場面は多く、「どこに、誰に送るべきか」を瞬時に判断する力が必要です。
例えば、三塁ランナーがいる場面でフライをキャッチしたら、すぐにホームへ返球できるような肩の強さも求められます。
外野のリーダーとしての声かけ

センターは外野の中心として、レフトやライトの守備位置を確認・指示したり、内野への声かけを行ったりと、チーム全体を見渡すリーダー的存在です。
後方からの元気な声かけが、チーム全体の雰囲気を引き締めます。
センターを守る子どもに親ができるサポート
センターは判断力と運動能力、そして声だしなどメンタル面も求められるポジションです。試合では
- フライへの反応の速さ
- カバーや中継への入り方
- 声をだしているか
などに注目してあげましょう。

ミスを責めるのではなく、「ナイスカバーだったね!」「声出てたね!」と良いプレーを見つけて褒めることで、子どもの自信につながります。
まとめ|センターは「外野の要」
センターは外野手の中でも守備範囲が広く、判断力や肩の強さも求められる、まさに「外野の要」となるポジションです。
守備に自信がついてくると、子どももより積極的にプレーできるようになります。
わが子がセンターを守る姿をしっかり応援しながら、その成長を見守っていきたいですね。