「ボーク!」
試合中に審判が大きな声で宣告。ピッチャーが投げようとしたのに試合がストップし、ランナーはなぜか次の塁へ進んでいる・・・。
「何が起こったの?」
「ボークって何?」
「ランナー進んだけど、ピッチャー何かしたの?」
少年野球を見ていると、初めて「ボーク」という言葉に出会うお母さんは多いと思います。
これは、ピッチャーの反則行為のこと。
私自身も、初めて聞く言葉でした。
でも大丈夫!
この記事を読めば、「ボークって何?」がちゃんと分かるようになります!
少年野球をもっと楽しめるように、一緒にルールを学んでいきましょう♪
基本のルール|ボークとはどういうルール?
ボークとは、ピッチャーが投球やけん制をする動きで反則をした場合に、審判が宣告する反則行為のことです。
ランナーが出塁している時が対象となり、ピッチャーが、バッターやランナーに不利になるような不正な動作を防ぐためにあるルールです。
例えば・・・
- セットポジションで止まらずに投球する
- 投球動作の途中で止まる
- ランナーのいない塁にけん制球を投げる
- プレートを外さずにけん制球を投げる
「ボーク」と審判に宣告された場合、バッター以外のランナーは各塁1つずつ進むことができます。
少年野球でよくあるボークの例
ボークとはこんな時に起こります。
- 静止せずに投げた
- プレートを外さずけん制した
- 投球動作の途中で止めた
- 足をまっすぐに踏み出さない
- ランナーのいない塁にけん制球を投げた
- プレートから前に足を外した
1.セットポジションで止まらずに投げる

ピッチャーはセットポジションに入ったあと、完全に静止しないまま投球すると「ボーク」になります。
静止せずに投球してしまうのが、少年野球で最も多い「ボーク」です。
セットポジションに入ったら、1秒でも2秒でもしっかり止まることが大事!
2.ピッチャープレートを外さずに牽制した

ピッチャーの足元をよく見てみると、プレートがあります。
バッターに投げる時は、プレートを踏んでなげます。
そのプレートに足をつけたまま、1塁や3塁へけん制したり、投げるふりをすると「ボーク」になります。
ただし、2塁けん制の場合は、プレートを踏んだままでも「ボーク」になりません。
3.投球動作の途中で止める
ピッチャーが投球しようとして、途中でやめてしまうと「ボーク」になります。
- 投球動作を途中で止めた
- バランスを崩して転んだ
- ボールを落としてしまった
- サインの見直し
このような場合も、「ボーク」を宣告されてしまいます。
4.けん制球を投げる際、足をまっすぐに踏み出さない

けん制球を投げる時は、踏み出す足が投げる塁にまっすぐ足を向いていなければいけません。
5.ランナーのいない塁にけん制球を投げる
ランナーのいない塁にけん制球を投げるのも「ボーク」になります。
例えば、2塁ランナーが3塁へ盗塁したのを忘れて、2塁にけん制球を投げると「ボーク」です。
6.プレートから前に足を外す
ピッチャーがプレートから足を外すときは、後ろ側に外さないといけません。
前に足を外すと「ボーク」判定になります。
「ボーク」は何のためにあるの?
ボークは「ピッチャーが走者や打者をだまして不利にしないため」のルールです。
- 不正なフェイントを防ぎ、試合を公平に進めるため
- 「正々堂々としたプレーを守るルール」として存在
審判の「ボーク」の声に焦らず見守ろう

野球い詳しい人なら「ボーク」は当たり前のルール。
でも、野球未経験の母には、初めて聞く言葉。
もしかしたら、ピッチャーをしている本人もピッチャー歴が浅く、「ボーク」に戸惑っているかもしれません。
そんな時は

「次は大丈夫だよ」
「誰でもミスはするよ」
と、声をかけてあげると、子どもは安心します。
親子で少しずつルールを覚えていけば大丈夫です。
まとめ|ルールは少しずつ覚えていけば大丈夫!
野球のルールは、一気に覚える必要はありません。
試合に応援に行ったり、我が子と話しているうちに、少しずつ理解できるようになります。
今回は「ボーク」について基本をお伝えしました。
次に見に行く試合で、ピッチャーの子の動きにちょっと注目してみてくださいね。
「今のはちゃんと止まったかな?」「プレート踏んだまま?」など、知識が増えると観戦もぐっと楽しくなります^^
子どもと一緒にルールを学ぶ時間も、子どもとのスキンシップが増える良い機会になります。
ゆっくり学んでいきましょう。
※当ブログは少年野球を応援する母目線で書いたものです。野球に詳しい方の理解と違う場合があります。